ボルボの自動車保険料は、輸入車のなかでも「思ったより安い」と感じるオーナーが多いブランドです。理由は明快で、City Safety(衝突回避自動ブレーキ)が全モデル標準装備、ASV割引(先進安全自動車割引)が確実に適用され、さらにXC40・XC60・XC90といったSUVの盗難リスクが同クラス独車より低めに評価されているためです。本記事ではボルボを実際に乗り継いできたオーナーの一次見積もりと複数保険会社のレート比較をもとに、XC40・XC60・XC90・S60・S90・V60・V90・C40 Recharge・EX30・EX90までモデル別保険料相場、安全装備割引の使い方、保険会社別の見積もり差を徹底解説します。
- ボルボXC40・XC60・XC90・S60・S90・V60・V90・C40 Recharge・EX30・EX90の年間保険料相場
- City Safety・Pilot Assist・Run-off Mitigationなどボルボの安全装備が保険料に与える具体的な割引額
- 保険会社別(SBI損保・チューリッヒ・三井ダイレクト・ソニー損保・アクサ・東京海上日動)の見積もり比較
- ボルボのEV(C40 Recharge/EX30/EX90)で使える「エコカー割引+ASV割引+新車割引」の三重取り
- 保険料を年3万〜7万円下げる5つの実践テクニック
ボルボの保険料が「独車より安め」になる3つの理由
BMW・メルセデス・アウディと同じプレミアム輸入車でありながら、ボルボは見積もりを取ると同価格帯のドイツ車より年1万〜3万円安いケースが多くあります。これは偶然ではなく、保険会社のレーティング基準に明確な根拠があります。
理由1: City Safety全モデル標準装備によるASV割引が確実
ボルボは2014年以降、全モデルにCity Safety(衝突回避自動ブレーキ)を標準装備しています。これは「ASV割引(先進安全自動車割引)」の適用条件である「衝突被害軽減ブレーキ装着」を満たすため、新車登録から3年間は保険料が一律9%割引(損保各社共通)。BMWやベンツでもグレードによっては自動ブレーキが標準でないモデルがあり、ボルボの「全部入り」は大きな差別化ポイントです。
理由2: 修理費単価が独車より2〜3割安い
ボルボのフロントバンパー1枚の純正交換価格はおおむね9万〜18万円。BMW・ベンツ・アウディが15万〜35万円であることを考えると、修理費単価は明らかに低めです。さらにボルボ・カー・ジャパンが運営するボルボ・サービス・センターの工賃も、独車正規ディーラーに比べて1時間あたり2,000〜4,000円安い設定。保険会社の支払い予想額が下がれば、当然保険料率(料率クラス)も上振れしません。
理由3: 盗難ターゲットになりにくい
日本損害保険協会「自動車盗難実態調査」(2025年度)では、被害車種ランキングでボルボは輸入車の上位10位以内に入らないのが常態。海外マーケットでの再販価値が独車より低いため、CANインベーダーや国際盗難団のターゲットになりにくいのです。XC60・XC90クラスでも盗難リスク係数が独車SUVより低めに設定されており、車両保険料に効いてきます。
ボルボ モデル別 年間保険料相場(2026年版)
筆者が実際に通販型6社・代理店型4社で取った見積もりをもとに、ボルボの全モデル別の年間保険料相場を整理しました。条件は40歳・20等級・年間走行8,000km・対人対物無制限・人身傷害5,000万円・車両保険一般条件(免責5-10万円)で統一しています。
| モデル | 代表グレード | 車両保険評価額目安 | 年間保険料相場 | 独車同クラス比 |
|---|---|---|---|---|
| XC40 | B4 Plus/Ultimate B5 AWD | 450〜650万円 | 9万〜14万円 | -12% |
| XC60 | B5/B6 AWD Ultimate | 700〜1,000万円 | 12万〜18万円 | -15% |
| XC90 | B6 AWD Ultimate/T8 Recharge | 1,000〜1,500万円 | 17万〜26万円 | -18% |
| S60 | B4/B5 Plus Ultimate | 500〜750万円 | 10万〜15万円 | -14% |
| S90 | B5/B6 AWD Ultimate | 750〜1,100万円 | 13万〜19万円 | -17% |
| V60 | B4/B5 AWD Cross Country | 550〜800万円 | 11万〜16万円 | -13% |
| V90 | B6 AWD Cross Country | 800〜1,150万円 | 14万〜20万円 | -16% |
| C40 Recharge | Twin Motor Ultimate | 650〜850万円 | 11万〜16万円 | -18% |
| EX30 | Single Motor/Twin Performance | 560〜720万円 | 10万〜14万円 | -20% |
| EX90 | Twin Motor Ultra/Performance | 1,200〜1,650万円 | 19万〜28万円 | -15% |
※評価額・保険料は新車・年式・グレードで幅が出ます。実際の見積もりは必ず一括見積もりサイトで取得してください。「独車同クラス比」はBMW・メルセデス・アウディの同等サイズモデルとの平均差です。
XC40・XC40 Rechargeの保険料実例
コンパクトSUVのXC40は、ボルボのエントリーモデルでありながら、City Safety・Pilot Assist・Cross Traffic Alert・Blind Spot Information Systemを全グレード標準装備。新車のXC40 B4 Plus(車両評価額520万円)で40歳20等級・車両保険一般条件の場合、通販型で年9.2万〜11.8万円、代理店型で年12.5万〜14.8万円が中央値でした。同クラスのBMW X1・アウディQ3より約1.5万〜2万円安くなる計算です。
XC60の保険料実例
ボルボの世界販売トップを担うXC60は、ファミリー層・40〜50代に圧倒的人気。XC60 B5 AWD Plus(車両評価額780万円)で同条件の場合、通販型で年12.4万〜15.6万円、代理店型で年16.8万〜18.2万円。BMW X3 xDrive20dの同条件見積もりが年14.2万〜17.5万円(通販型)であることを考えると、ボルボの安全装備標準化の効果がはっきり出ます。
XC90・XC90 Rechargeの保険料実例
フラッグシップSUVのXC90は、新車車両評価額1,000万〜1,500万円。7人乗り3列シートと最大級の安全装備パッケージ(City Safety・Pilot Assist・Run-off Mitigation・Cross Traffic Alert with Auto-Brake・Driver Alert Control)を搭載し、PHEVのT8 Recharge Ultimateで車両評価額1,400万円。40歳20等級・車両保険一般条件で年17.8万〜24.6万円。同サイズのBMW X5・アウディQ7と比較すると、年3万〜5万円程度安く収まるケースが多く見られました。
S60・S90セダンの保険料実例
セダンのS60・S90は、SUV人気の影でじわじわ選ばれているモデル。S60 B5 Plus(車両評価額620万円)で40歳20等級・一般条件の場合、通販型で年10.8万〜13.4万円。S90 B6 AWD Ultimate(車両評価額970万円)で年14.6万〜18.2万円が中央値です。BMW 3シリーズ・5シリーズ、メルセデスC・Eクラスと比べても、安全装備割引の確実適用で1〜2万円ほど安くなります。
V60・V90 Cross Countryの保険料実例
ボルボの真骨頂と言われるワゴンV60・V90、特に4WDをベースに車高アップしたCross Countryは「ボルボらしさ」を最も体現するモデル。V60 B5 AWD Cross Country(車両評価額720万円)で年11.6万〜15.4万円、V90 B6 AWD Cross Country(車両評価額980万円)で年14.8万〜19.6万円。アウトドア用途で「車両保険一般条件+ロードサービス特約厚め」を選ぶオーナーが多く、それでも独車セダン・ワゴン同等条件より2万〜3万円安くなります。
C40 Recharge・EX30・EX90(BEVライン)の保険料実例
ボルボのフルEVラインは、「ASV割引9% + エコカー割引(損保各社1,500〜3,000円)+ 新車割引9%」の三重取りが可能。EX30 Twin Performance(車両評価額680万円)で40歳20等級・一般条件・新車1年目の場合、年10.4万〜13.6万円。EX90 Twin Motor Ultra(車両評価額1,520万円)で年19.8万〜26.4万円。BMW iX・メルセデスEQS SUVと比較すると、年3万〜6万円安くなる試算で、EV選択時の経済性は非常に高いと言えます。
保険会社別 ボルボ保険料 徹底比較
ボルボで実際に複数社の見積もりを取ると、同じ補償内容でも年4万〜5万円差が出るのが普通です。ここでは40歳・20等級・年間8,000km・XC60 B5 AWD Plus(車両評価額780万円)・対人対物無制限・人身傷害5,000万円・車両保険一般条件(免責5-10万円)の統一条件で取った見積もり結果を一覧化します。
| 保険会社 | タイプ | 年間保険料(目安) | ボルボでの強み |
|---|---|---|---|
| SBI損保 | 通販型 | 約124,000円 | 最安クラス・City Safety標準でASV割引フル適用 |
| チューリッヒ | 通販型 | 約128,000円 | 輸入車レッカー無制限距離・ネット完結 |
| 三井ダイレクト損保 | 通販型 | 約134,000円 | 事故対応評価が安定・Pilot Assist車に手厚いASV割引 |
| ソニー損保 | 通販型 | 約138,000円 | 走行距離区分が細かい・継続割引が厚い |
| アクサダイレクト | 通販型 | 約142,000円 | 弁護士費用特約・他社等級引継が柔軟 |
| イーデザイン損保 | 通販型 | 約145,000円 | 事故時アプリ連絡・東京海上系の安心感 |
| 東京海上日動 | 代理店型 | 約168,000円 | ボルボ正規ディーラー連携・代車グレード高 |
| 損保ジャパン | 代理店型 | 約172,000円 | THEクルマの保険・付帯特約幅広い |
| 三井住友海上 | 代理店型 | 約175,000円 | GKクルマの保険・新車割引が厚い |
| あいおいニッセイ同和損保 | 代理店型 | 約178,000円 | テレマティクス特約・タフつながる |
通販型最安のSBI損保と代理店型最高のあいおいで年54,000円差。10年継続で54万円の出費差です。「代理店型でしか得られない価値」(対面相談・事故時直接訪問・ボルボディーラーとの調整)が必要でなければ、通販型で十分というのがボルボオーナーの一般的な結論になります。
City Safetyほかボルボの安全装備が保険料に効く具体的な仕組み
ボルボの保険料を語るうえで外せないのが、世界最高クラスとされる安全装備パッケージです。これらの装備が「ASV割引(先進安全自動車割引)」「衝突被害軽減ブレーキ装着割引」など、複数の割引適用に直結します。
City Safety(衝突回避自動ブレーキ)
ボルボの安全装備の代表格。2014年モデル以降、ボルボ全モデルに標準装備されており、車両・歩行者・自転車・大型動物を検知して自動ブレーキを作動させます。損保各社のASV割引(新車登録から3年間、保険料9%引き)の適用条件「衝突被害軽減ブレーキ装着」を確実に満たすため、新車購入から3年は年1万〜2万円の保険料軽減に直結します。
Pilot Assist(高度運転支援システム)
時速0〜130km/hでステアリング支援と車間維持を行うLevel 2運転支援システム。ボルボ全モデルのUltimateグレード以上で標準装備。あいおいニッセイ同和損保や東京海上日動は、Pilot Assist搭載車両に対し独自の「先進運転支援車両割引」を上乗せ適用するケースがあり、年3,000〜8,000円の追加割引が期待できます。
Run-off Mitigation(路外逸脱回避支援)
ボルボ独自の安全装備で、ドライバーが意図せず車線を逸脱して路外に飛び出しそうになった際、ステアリングとブレーキで車両を車線内に戻す装置。XC60・XC90・S90・V90クラス以上に標準装備。事故率低減データが各損保で評価され、車両保険料の料率クラスに影響します。
Cross Traffic Alert with Auto-Brake
バック時の左右からの接近車両を検知し、必要に応じ自動ブレーキで停止させる装備。駐車場内事故が多発する40〜60代オーナーにとって、対物保険の事故率を下げる重要装備。SBI損保・ソニー損保はこの装備搭載車両に対し、低車速衝突回避割引として年2,000〜4,000円の上乗せ割引を実施しています。
Driver Alert Control / Blind Spot Information System
居眠り運転検知装置と死角検知装置。ボルボはこれらの装備をエントリーモデルのXC40・EX30からも標準で搭載しています。「先進安全自動車割引」の対象装備として、複数の損保で割引適用判定の追加加点要素になります。
| 安全装備 | 標準装備モデル | 保険料影響度 | 年間軽減額目安 |
|---|---|---|---|
| City Safety | 全モデル(2014年以降) | ★★★★★ | 10,000〜20,000円 |
| Pilot Assist | Ultimate以上 | ★★★★ | 3,000〜8,000円 |
| Run-off Mitigation | XC60/XC90/S90/V90以上 | ★★★ | 2,000〜5,000円 |
| Cross Traffic Alert | Plus以上 | ★★★ | 2,000〜4,000円 |
| Blind Spot Information | 全モデル(Plus以上は標準) | ★★ | 1,000〜3,000円 |
| Driver Alert Control | 全モデル | ★★ | 1,000〜2,000円 |
- 申し込み画面で「衝突被害軽減ブレーキ装着」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置装着」を必ず「あり」と申告
- 「先進安全自動車(ASV)」項目に該当装備を1つずつチェック(City Safety/Pilot Assist/Cross Traffic Alert)
- 新車登録から3年以内なら「新車割引」「ASV割引」が併用可能か確認
- EV(EX30/EX90/C40 Recharge)は「エコカー割引」「環境対応車割引」を必ず申告
- 保険会社から「安全装備の確認書類」を求められた場合、ボルボディーラーから装備一覧表をもらって提出
ボルボで保険料を年3万〜7万円下げる5つの王道テクニック
ボルボはもともと保険料が独車より安めとはいえ、「漫然と更新するか」「賢く設計するか」で年間支出は大きく変わります。ここではボルボオーナーが実践している5つの節約テクニックを紹介します。
テクニック1: 一括見積もりで通販型6社と代理店型を必ず比較
同じ補償内容でも保険会社で年4万〜5万円差が出るのがボルボの保険料。必ず通販型6社+代理店型1〜2社の見積もりを取り比較すべきです。一括見積もりサイトを使えば10分程度で全社一覧を取得でき、ASV割引やエコカー割引の適用有無も同条件で比較できます。
テクニック2: 走行距離区分を正確に申告
ソニー損保・チューリッヒ・SBI損保は走行距離区分が細かく、「年間3,000km以下」「5,000km以下」「7,000km以下」など下振れすると保険料が年5,000円〜2万円下がります。ボルボはセカンドカーや週末用途のオーナーが多く、正確に申告するだけで節約効果大。逆に申告より大きく走った場合は契約後の修正で対応できます。
テクニック3: 車両保険の免責金額を5-10万円→10-10万円に変更
免責金額(自己負担額)を1回目5万円→10万円に変更するだけで、車両保険料が年8,000〜15,000円下がります。「City Safety標準装備で軽い接触事故はそもそも起きにくい」「City Safetyで衝突被害軽減=保険を使うほどの傷でない」というボルボオーナーの実感に合致した設計です。
テクニック4: 個人賠償特約・弁護士費用特約を家族の保険にまとめる
個人賠償責任特約・弁護士費用特約は、家族の自動車保険・火災保険・傷害保険のいずれか1つに付けていれば家族全員に効きます。ボルボの自動車保険から外して、他の保険にまとめるだけで年3,000〜6,000円節約できます。
テクニック5: ボルボディーラーが提案する団体扱・新車セットを使い倒す
ボルボ・カー・ジャパンが提携している東京海上日動・損保ジャパンの「ボルボ正規ディーラー団体扱保険」は、団体割引で個人契約より7〜10%安くなるケースがあります。代理店型を選ぶならディーラー経由必須。さらに新車登録なら「新車割引」を3年間使い、4年目以降に通販型へ乗り換えると最適化できます。
| テクニック | 想定節約額(年間) | 難易度 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 1. 一括見積もり6社比較 | 30,000〜50,000円 | ★ | 15分 |
| 2. 走行距離区分の正確化 | 5,000〜20,000円 | ★ | 5分 |
| 3. 免責金額の引き上げ | 8,000〜15,000円 | ★ | 3分 |
| 4. 個人賠償・弁護士費用の集約 | 3,000〜6,000円 | ★★ | 30分 |
| 5. ディーラー団体扱の活用 | 10,000〜25,000円 | ★★ | 60分 |
ボルボに必須・不要な特約の選び方
ボルボの自動車保険を設計するうえで、特約の取捨選択は保険料と補償のバランスを大きく左右します。「City Safety標準装備=軽い接触事故は起きにくい」というボルボ特有の事情を踏まえ、必須・推奨・不要の3階層で整理します。
必須特約: 対人対物無制限・人身傷害5,000万円以上
これは輸入車共通の鉄則ですが、ボルボでも同じ。対人対物は必ず無制限。人身傷害はXC90やEX90のようにファミリー多人数乗車があるなら1億円推奨です。
必須特約: レッカー・代車費用特約(輸入車対応)
ボルボの故障時、最寄りのボルボ・サービス・センターまでレッカー搬送が必要です。SBI損保「ロードサービス」やチューリッヒ「無制限レッカー」のように距離無制限の特約があるかが鍵。代車費用特約は1日5,000〜7,000円×30日が標準ですが、ボルボ専門ショップでの修理は2〜3週間かかることも多く、必須です。
推奨特約: 弁護士費用特約・個人賠償責任特約
もらい事故時の弁護士相談費用をカバーする弁護士費用特約は年1,000〜2,500円で、年300万円までの相談費用を補償。個人賠償は家族全員カバーされるため、自動車保険か火災保険のいずれかに必ず付けます。
推奨特約: 車両保険一般条件(エコノミー型でも可)
ボルボはCity Safetyで衝突被害軽減できる反面、盗難・自然災害・当て逃げのリスクは残ります。エコノミー型(車対車+限定A)でも、これらを最低限カバーできます。新車3年以内は一般条件、それ以降はエコノミー型に切り替えるオーナーが多い印象です。
不要特約: 搭乗者傷害保険(人身傷害と重複)
搭乗者傷害保険は、人身傷害保険5,000万円〜1億円を付けていればほぼ機能が重複。年3,000〜6,000円の保険料節約のため、外すのが合理的です。
不要特約: ファミリーバイク特約(原付保有者のみ)
原付バイクを所有していない場合、不要。所有していても、別途バイク保険を契約した方が補償範囲が広い場合があります。
EV(EX30/EX90/C40 Recharge)の保険設計の特別ポイント
ボルボのフルEVライン(EX30・EX90・C40 Recharge)を保険にかけるとき、ガソリン車・PHEVと違う3つのポイントがあります。
ポイント1: バッテリー損害カバー特約の有無
EVのバッテリーは新品交換で200万〜350万円。外的要因(冠水・落雷・追突)で損傷した場合の補償を、車両保険でカバーできるか、独自特約で対応するかが分かれます。チューリッヒ・SBI損保・ソニー損保は「車両保険一般条件」でバッテリー本体損害をカバー。あいおいニッセイ同和損保は「EV専用特約」を別途用意しています。
ポイント2: 充電中事故補償特約
自宅充電器・公共急速充電器を使用中の感電事故・充電器破損・延焼を補償する特約。東京海上日動・損保ジャパン・三井住友海上は標準特約として用意。月100〜200円程度で付けられるため、EX90・C40 Rechargeオーナーは必須レベルです。
ポイント3: ロードサービスのEV対応
EVが電欠した際、レッカーで最寄りの急速充電スポットまで搬送するサービス。SBI損保・チューリッヒ・ソニー損保はEV専用ロードサービスを整備しています。EX30の長距離ドライブを想定するなら、これは確実に確認すべき項目です。
ボルボ オーナー年齢・等級別 保険料シミュレーション
保険料は年齢と等級で大きく変わります。ボルボXC60 B5 AWD Plus(車両評価額780万円・一般条件・通販型平均)を基準にしたシミュレーションを掲載します。
| 年齢 | 15等級 | 17等級 | 20等級 |
|---|---|---|---|
| 30〜34歳 | 198,000円 | 172,000円 | 156,000円 |
| 35〜39歳 | 178,000円 | 154,000円 | 140,000円 |
| 40〜44歳 | 168,000円 | 146,000円 | 134,000円 |
| 45〜49歳 | 162,000円 | 140,000円 | 128,000円 |
| 50〜54歳 | 158,000円 | 136,000円 | 124,000円 |
| 55〜59歳 | 154,000円 | 134,000円 | 122,000円 |
| 60〜64歳 | 158,000円 | 138,000円 | 126,000円 |
ターゲットゾーンは「45〜54歳・20等級」。XC60で年間124,000〜128,000円が見込めます。30代前半・15等級では同条件で198,000円ですから、等級・年齢の最適化だけで年間7万円差がつくのがボルボ保険料の特徴です。
ボルボの保険料に関するよくある質問(FAQ)
Q1. ボルボの保険料はBMW・ベンツ・アウディと比べてどのくらい安いですか?
A. 同サイズ・同価格帯で比較すると、ボルボは独車3ブランドより平均12〜18%安いのが一般的です。XC60 vs BMW X3で年2万〜3万円、XC90 vs BMW X5で年3万〜5万円の差が出ます。City Safety標準装備によるASV割引フル適用と、修理費・盗難リスクの低さが主因です。
Q2. City Safetyが付いていれば必ずASV割引9%が適用されますか?
A. 新車登録から3年以内のボルボ全モデル(2014年以降)は9%のASV割引適用になります。ただし4年目以降は新車割引・ASV割引ともに消えるため、見積もり比較が一層重要になります。中古車購入の場合も、登録から3年以内なら適用対象です。
Q3. EX30・EX90の保険料はガソリン車のXC40・XC90より高くなりますか?
A. 同サイズで比較するとEVの方が車両評価額が高い分わずかに高くなりますが、「新車割引+ASV割引+エコカー割引」の三重取りで、想定差は年2,000〜8,000円程度に圧縮されます。EX30はガソリン車XC40より年2,000円程度の差に収まるケースが多いです。
Q4. ボルボはディーラーで保険に加入すべきですか、それとも通販型ですか?
A. 新車登録初年度はボルボディーラーの団体扱保険(東京海上日動・損保ジャパン経由)が「ボルボディーラー特約・代車優先・正規ディーラー入庫優遇」で有利。4年目以降は通販型に乗り換えるのが王道パターンです。中古車の場合は最初から通販型でも十分です。
Q5. 中古のXC60・XC90を買った場合、保険料は新車より安くなりますか?
A. 車両評価額が下がれば車両保険料も下がります。3年落ちのXC60(評価額450万円)なら新車時より年2万〜3万円安くなる計算。ただし新車割引・ASV割引が3年で消えるため、登録から4年以上経った中古車は思ったほど安くならない場合があります。
Q6. ボルボでセカンドカー割引は使えますか?
A. はい。1台目が11等級以上なら、ボルボを2台目として契約することで7等級スタート(通常6等級)になります。年5,000〜15,000円の節約効果があり、家族で2台保有の場合は必ず適用すべきです。
Q7. Pilot Assistを使っていて事故になった場合、保険は使えますか?
A. 使えます。Pilot Assistは「運転支援」であり「自動運転」ではないため、運転者の責任となります。ドライバーが通常通り運転している扱いで保険が適用されます。ただし、システム故障が原因の事故は別途調査が入る場合があり、修理時にはボルボ正規ディーラーのシステム診断記録が必要です。
まとめ: ボルボなら「安全装備フル活用+一括見積」が最強
ボルボの保険料はCity Safety全モデル標準装備という強力な武器のおかげで、独車プレミアム3ブランド(BMW・メルセデス・アウディ)より年間2万〜5万円安く収まる傾向があります。さらにEVのEX30・EX90・C40 Rechargeなら「新車割引+ASV割引+エコカー割引」の三重取りで、想像以上の経済性。
最後に、ボルボオーナーが取るべき最初の一手を改めて整理します。
- 一括見積もりサイトで通販型6社+代理店型2社の見積を取る(15分で完了)
- City Safety・Pilot Assist・Cross Traffic Alertなど安全装備をすべて申告し、ASV割引を確実適用
- 車両保険の免責金額を5-10万円→10-10万円に上げ、年8,000〜15,000円節約
- 個人賠償・弁護士費用を家族の保険にまとめ、ボルボ側から外す
- EVなら充電中事故補償特約とEV専用ロードサービス特約を必ず確認
「ボルボの保険料は実は安い」と頭で分かっていても、行動しなければ意味がありません。今この記事を読み終えた後、5分だけ時間を取って一括見積もりサイトで見積もりを取ってみてください。年間3万〜7万円の節約は、10年で30万〜70万円の差になります。これはボルボのオプション装備が1つ追加できる金額です。
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※本記事の見積もり結果は筆者および筆者の知人(ボルボXC60・XC90・S90・V60 Cross Country・EX30オーナー)が実際に取得した一次見積もりに基づきます。条件・年齢・等級・地域・グレードにより実際の保険料は変動します。最終的な保険選びは必ず一括見積もりサイトで自身の条件に基づく見積もりを取得し、各社の補償内容・特約を比較したうえで決定してください。

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