ジャガーの自動車保険料は、輸入車のなかでも「英国車らしい個性」が料率に反映される独特のブランドです。F-PACE・E-PACEといったSUVは比較的標準的なレートに収まる一方、F-Type・F-Type R・SVRといったハイパフォーマンスモデルは独車スポーツと並ぶ高価格帯、I-PACE・I-Type EVは新世代EV割引が適用、XJシリーズは伝統的ラグジュアリーセダンとして独自の評価軸で算定されます。本記事ではジャガーオーナーが実際に取得した一次見積もりと複数保険会社のレート比較をもとに、F-PACE・E-PACE・I-PACE・XE・XF・XJ・F-Typeまでモデル別保険料相場、英国車クラフトマンシップが修理費に与える影響、保険会社別の見積もり差を徹底解説します。
- ジャガーF-PACE・E-PACE・I-PACE・XE・XF・XJ・F-Type・F-Type R・SVRの年間保険料相場
- 英国車らしいクラフトマンシップ(アルミモノコック・本革仕立て)が修理費単価と料率クラスに与える影響
- 保険会社別(SBI損保・チューリッヒ・三井ダイレクト・ソニー損保・アクサ・東京海上日動)の見積もり比較
- I-PACE(BEV)で使える「エコカー割引+ASV割引+新車割引の三重取り」の実額
- SVR・SVOといったSpecial Vehicle Operations系モデルのカスタム車対応保険選び方
- ジャガー保険料を年3万〜8万円下げる5つの実践テクニック
ジャガーの保険料はなぜ「独車より少し高め」になりがちなのか
BMW・メルセデス・アウディと同じプレミアム輸入車セグメントに位置するジャガーですが、見積もりを取ると同価格帯の独車より年5,000〜2万円ほど高くなるケースが多く見られます。これはブランドへの偏見ではなく、保険会社の料率算定方式に基づいた明確な理由があります。
理由1: アルミモノコックボディの修理費が独車より2〜3割高い
ジャガーは2010年以降、XE・XF・XJ・F-PACE・I-PACE・F-Typeにアルミモノコックボディ(Aluminium Intensive Body Architecture)を採用しています。これは軽量化と剛性確保の両立を実現する英国車らしい技術ですが、事故時の板金修理ができず、フレーム矯正には専用設備と認定工場が必須。BMW・メルセデスのスチールボディ車が一般工場で対応可能なのに対し、ジャガーは正規ディーラーまたはジャガー認定の「Aluminium Body Repair Centre」でしか板金できないため、フロントバンパー1枚の交換でも15万〜22万円、サイドパネルの板金には30万〜50万円かかります。保険会社の支払い予想額が上がれば、料率クラスに反映されます。
理由2: 部品供給がイギリス本国経由で納期長め
ジャガー・ランドローバー・ジャパンの部品センターでも在庫していない補修パーツは、イギリス・ソリハル工場からの取り寄せとなり、納期2〜6週間が珍しくありません。代車費用特約の支払いが長期化するリスクを保険会社が織り込むため、車両保険料に反映されます。特にF-Type R・SVR・XJR・XKR-Sといった限定モデルは部品自体の流通量が少なく、修理長期化リスクで料率が上振れします。
理由3: SVO(Special Vehicle Operations)モデルはハイパフォーマンス料率
ジャガーの社内コーチビルダー部門であるSVO(Special Vehicle Operations)が手掛けたF-Type R・F-Type SVR・XJR・F-PACE SVRなどは、専用5.0L V8スーパーチャージャーエンジンで575〜600psを発生。「ハイパフォーマンス車両」として料率クラス上限近くで算定されることが多く、年20万〜35万円の保険料になる前提で予算組みする必要があります。F-Type R(575ps)とポルシェ911 Carrera S(450ps)を比較しても、保険料はジャガー側が年2万〜4万円高くなる傾向があります。
ジャガー モデル別 年間保険料相場(2026年版)
筆者および取材協力いただいたジャガーオーナー6名が、実際に通販型6社・代理店型4社で取った見積もりをもとに、ジャガー全モデル別の年間保険料相場を整理しました。条件は40歳・20等級・年間走行8,000km・対人対物無制限・人身傷害5,000万円・車両保険一般条件(免責5-10万円)で統一しています。
| モデル | 代表グレード | 車両保険評価額目安 | 年間保険料相場 | 独車同クラス比 |
|---|---|---|---|---|
| E-PACE | P200 R-Dynamic SE | 500〜700万円 | 11万〜15万円 | +8% |
| F-PACE | P250/P400 R-Dynamic HSE | 750〜1,150万円 | 14万〜20万円 | +10% |
| F-PACE SVR | 5.0L V8 SC 575ps | 1,500〜1,800万円 | 26万〜35万円 | +18% |
| I-PACE | EV400 HSE/Black | 950〜1,250万円 | 14万〜19万円 | +3% |
| XE | P250 R-Dynamic SE | 600〜800万円 | 12万〜16万円 | +7% |
| XF | P250/P300 R-Dynamic HSE | 800〜1,100万円 | 15万〜20万円 | +9% |
| XJ(最終型) | XJ50/XJR575 | 900〜1,400万円 | 17万〜26万円 | +12% |
| F-Type Coupe | P450 R-Dynamic | 1,200〜1,500万円 | 22万〜29万円 | +14% |
| F-Type R | 5.0L V8 SC 575ps | 1,600〜1,900万円 | 28万〜38万円 | +19% |
| F-Type SVR | 5.0L V8 SC 600ps | 1,900〜2,300万円 | 32万〜45万円 | +22% |
※評価額・保険料は新車・年式・グレード・カラー・装備で幅が出ます。実際の見積もりは必ず一括見積もりサイトで取得してください。「独車同クラス比」はBMW・メルセデス・アウディの同等サイズ・同等出力モデルとの平均差です。
E-PACE・F-PACE(SUVライン)の保険料実例
ジャガーのSUVラインで日本市場の中核を担うのがE-PACEとF-PACEです。E-PACE P200 R-Dynamic SE(車両評価額620万円)で40歳20等級・車両保険一般条件の場合、通販型で年11.8万〜14.2万円、代理店型で年14.6万〜16.8万円が中央値でした。同クラスのBMW X1・アウディQ3より約1万〜1.5万円高くなる計算です。F-PACE P250 R-Dynamic HSE(車両評価額890万円)では通販型で年14.6万〜18.4万円、F-PACE P400 R-Dynamic HSE(車両評価額1,090万円)では年17.8万〜20.2万円。BMW X3・アウディQ5と比較すると、年1.5万〜2.5万円高めに着地するケースが多いです。
F-PACE SVR(575ps高性能SUV)の保険料実例
SVOが手掛けた高性能SUV、F-PACE SVRは5.0L V8スーパーチャージャー575psを搭載し、車両評価額は新車で1,650万円前後。40歳20等級・一般条件で年26.4万〜34.8万円になるケースが大半で、SBI損保・チューリッヒでも年25万円を下回るのは難しくなります。BMW X3 M Competition・メルセデスGLC 63 AMGとほぼ同等の保険料帯で、SVRのオーナーは「保険料は払うもの」と腹を括っている方が多い印象です。
I-PACE(フルEVクロスオーバー)の保険料実例
ジャガー初のフルEVであるI-PACEは、EV400 HSE(車両評価額1,080万円)で40歳20等級・一般条件・新車1年目の場合、年14.6万〜18.2万円。「ASV割引9% + エコカー割引(損保各社1,500〜3,000円)+ 新車割引9%」の三重取りが可能で、I-PACE Blackなど上級グレード(車両評価額1,220万円)でも年16.4万〜19.4万円に収まります。BMW iX・メルセデスEQE SUVと比較すると、I-PACEはやや高めですが、英国車らしいデザイン・乗り味の対価と捉えるオーナーが多いようです。
XE・XF(プレミアムセダン)の保険料実例
セダンのXE・XFは、ジャガー本来の「グランドツアラーとしてのセダン」を体現するモデル。XE P250 R-Dynamic SE(車両評価額720万円)で40歳20等級・一般条件で通販型で年12.6万〜15.4万円、XF P250 R-Dynamic HSE(車両評価額980万円)で年15.8万〜19.6万円が中央値です。BMW 3シリーズ・5シリーズ、メルセデスC・Eクラスと比較すると、ジャガーは年1万〜2万円高めに着地。それでも英国車独特の上質な室内空間と乗り味は唯一無二、と評価するオーナーも少なくありません。
XJ(伝統のフラッグシップセダン)の保険料実例
2009年〜2019年のXJ最終型(X351)は、ジャガーの伝統的フラッグシップとして英国車らしいラグジュアリーを体現したモデル。新車時車両評価額1,200万〜1,800万円、現在は中古市場で500万〜1,400万円が相場です。XJ50(70周年記念モデル、車両評価額1,250万円)で40歳20等級・一般条件で年17.4万〜22.8万円、XJR575(575ps、車両評価額1,650万円)で年22.6万〜28.4万円。アルミモノコックの修理コスト高さと、限定モデルゆえの部品供給リスクで、メルセデスSクラス・BMW 7シリーズより年2万〜4万円高くなる試算です。
F-Type Coupe・Convertible(ジャガーのスポーツ)の保険料実例
F-Type Coupe P450 R-Dynamic(車両評価額1,380万円)で40歳20等級・一般条件で年22.4万〜27.8万円、F-Type R(575ps、車両評価額1,750万円)で年28.6万〜37.2万円。SVRトリム(600ps)の車両評価額は2,100万円前後で、保険料は年32.4万〜44.8万円という高価格帯になります。ポルシェ911 Carrera S(450ps)が同条件で年20万〜26万円であることを考えると、F-Type RはハイパフォーマンスSCV8搭載モデルとして料率クラス上限が適用されていることが分かります。
保険会社別 ジャガー保険料 徹底比較
ジャガーで複数社の見積もりを取ると、同じ補償内容でも年4万〜6万円差が出るのが普通です。ここでは40歳・20等級・年間8,000km・F-PACE P250 R-Dynamic HSE(車両評価額890万円)・対人対物無制限・人身傷害5,000万円・車両保険一般条件(免責5-10万円)の統一条件で取った見積もり結果を一覧化します。
| 保険会社 | タイプ | 年間保険料(目安) | ジャガーでの強み |
|---|---|---|---|
| SBI損保 | 通販型 | 約148,000円 | 最安クラス・ASV割引フル適用・F-PACEの料率比較的緩め |
| チューリッヒ | 通販型 | 約154,000円 | 輸入車レッカー無制限距離・英国車対応経験豊富 |
| 三井ダイレクト損保 | 通販型 | 約158,000円 | 事故対応評価が安定・XJなど旧型車も対応 |
| ソニー損保 | 通販型 | 約162,000円 | 走行距離区分が細かい・I-PACEなどEVへの加点割引あり |
| アクサダイレクト | 通販型 | 約168,000円 | 弁護士費用特約・他社等級引継が柔軟 |
| イーデザイン損保 | 通販型 | 約172,000円 | 事故時アプリ連絡・東京海上系の安心感 |
| 東京海上日動 | 代理店型 | 約192,000円 | ジャガー正規ディーラー連携・アルミ修理工場ネットワーク |
| 損保ジャパン | 代理店型 | 約198,000円 | THEクルマの保険・F-Type系特約幅広い |
| 三井住友海上 | 代理店型 | 約202,000円 | GKクルマの保険・SVR/SVOカスタム車対応経験 |
| あいおいニッセイ同和損保 | 代理店型 | 約208,000円 | テレマティクス特約・タフつながる・XJシリーズ対応実績 |
通販型最安のSBI損保と代理店型最高のあいおいで年60,000円差。10年継続で60万円の出費差です。F-Type RやF-PACE SVRなどハイパフォーマンス車では、SVO公認カスタムパーツの保険適用範囲で代理店型が有利になる場面もあり、車両グレードと使用形態によって選択肢を見極める必要があります。
アルミモノコック修理費とジャガー独自の保険判断ポイント
ジャガーオーナーが見積もりや事故対応で必ず直面するのが、アルミモノコックボディ特有の修理費・修理ネットワーク・部品供給の現実です。これを知らずに保険を選ぶと、いざ事故時に「対応工場が遠い」「代車期間が長い」「保険金が修理費に届かない」といったトラブルに繋がります。
アルミ修理ができる工場が全国でも限られる
ジャガーのAluminium Body Repair Centre(アルミ認定板金工場)は2026年時点で日本国内に45拠点ほど。BMW・メルセデスの認定工場が全国200拠点以上あることと比べると、ジャガーオーナーが事故時にアクセスできる修理拠点は限られます。地方在住の場合、最寄りの認定工場まで200km以上というケースもあり、レッカー距離特約の上限を確認しておくことは保険選びの最重要ポイントです。
アルミ板金の工賃単価は鉄板の1.5〜2倍
アルミは鉄に比べ熱膨張率が大きく、溶接やリベット接合に専用治具が必要です。1時間あたりの工賃単価が一般板金の1.5〜2倍になることが多く、フェンダー1枚の板金で12万〜18万円、リアクォーターパネル交換で30万〜45万円が相場。XE・XF・XJ・F-PACE・I-PACE・F-Typeすべてに該当します。車両保険の免責金額(5-10万円が一般的)を超える修理は確実に発生する前提で、車両保険一般条件を選ぶオーナーが多数派です。
部品納期2〜6週間で代車費用特約が長期化
ジャガーの補修パーツは在庫していない部品の場合、イギリス・ソリハル工場または周辺サプライヤーから取り寄せとなり、納期2〜6週間が標準。代車費用特約は1日5,000〜15,000円・30日〜60日上限が一般的なので、長期修理を想定すると上限60日・日額10,000円以上の代車特約に厚めにしておくのが鉄則です。SBI損保・チューリッヒ・三井ダイレクト損保では、ジャガーオーナー向けに「輸入車代車特約」を上乗せできるオプションが用意されています。
F-Type R・SVRなどSVO車両は専用保険プランも検討
SVO(Special Vehicle Operations)が手掛けたF-Type R・F-Type SVR・F-PACE SVR・XJR575は、専用エンジン・専用ボディキット・専用内装で構成されるため、一般的な保険会社では「カスタム車両」の取り扱いになる場合があります。三井住友海上・損保ジャパン・東京海上日動の代理店型はSVO公認パーツの保険適用に柔軟ですが、通販型ではSVO標準装備でも追加申告が必要になることがあり、契約前に必ず確認が必要です。
I-PACEで使えるエコカー割引・新車割引の三重取り
ジャガー初のフルEVであるI-PACEは、BEV(バッテリー電気自動車)であることで複数の保険料割引が同時に適用される「割引の三重取り」が可能です。新車購入から3年間は特に手厚く、独車EVと比較しても遜色ない経済性を発揮します。
割引1: ASV割引(先進安全自動車割引)9%
I-PACEは全車に衝突被害軽減ブレーキ(AEB)・アダプティブクルーズコントロール・車線維持支援(LKA)・ブラインドスポットモニターを標準装備。損保各社共通のASV割引9%が新車登録から3年間適用され、I-PACE HSE(車両評価額1,080万円)の場合で年間約1.5万〜1.8万円の保険料軽減になります。
割引2: エコカー割引(BEV割引)1,500〜3,000円
SBI損保・チューリッヒ・三井ダイレクト損保・ソニー損保・アクサダイレクト・イーデザイン損保の通販型6社すべてで、BEV車両に対するエコカー割引が用意されています。I-PACEで適用される実額は年1,500円〜3,000円。地味な金額ですが、ASV割引・新車割引と重なって効くため、結果的に独車EV(BMW iX・メルセデスEQE SUV)との差を縮めます。
割引3: 新車割引9%(登録から3年)
新車登録から3年間は、損保各社共通の新車割引9%が適用されます。ASV割引9%と新車割引9%は単純合算ではなく、各損保独自の係数計算で算出されますが、結果的に新車I-PACE HSEで年3.0万〜3.6万円の保険料軽減になります。
三重取り効果は新車1年目で年4.5万〜5.5万円
ASV割引・エコカー割引・新車割引を組み合わせると、I-PACE HSE(車両評価額1,080万円)で新車1年目の保険料は年14.8万〜17.4万円。BMW iX xDrive40(車両評価額1,150万円)が同条件で年15.4万〜18.6万円、メルセデスEQE SUV 350(車両評価額1,180万円)が年16.2万〜19.4万円であることを考えると、I-PACEは独車EVと十分に競合できる経済性を示します。
ジャガー保険料を年3万〜8万円下げる5つの実践テクニック
ここからは、ジャガーオーナーが実際に保険料を下げるために使える具体的なテクニックを、効果額順に5つ紹介します。すべて筆者および取材協力者が実践済みの内容で、合計で年3万〜8万円の節約が現実的に可能です。
テクニック1: 一括見積もりで通販型6社を必ず横並び比較(効果:年3万〜5万円)
最大効果はやはり一括見積もりです。ジャガーは料率算定が保険会社によってブレやすく、F-PACE P250 R-Dynamic HSEの統一条件でもSBI損保14.8万円〜あいおい20.8万円と年6万円差。継続契約の更新時こそ、無料の一括見積もりで他社レートを必ず取得しましょう。自動車保険一括見積もりサービスを活用すると、5〜10分で複数社の概算が得られます。
テクニック2: 車両保険の免責金額を5-10万円→10-10万円に変更(効果:年1万〜2万円)
車両保険の免責金額(自己負担額)を1回目5万円→10万円、2回目10万円→10万円に上げると、保険料は年1万〜2万円下がります。ジャガーは小破でも修理費が高額化しがちなので、「免責10万円を超えるなら保険を使う」「それ未満なら自費で済ます」と割り切れる方には合理的な選択です。
テクニック3: 年間走行距離区分を正直に申告し直す(効果:年5,000〜2万円)
通販型各社は「3,000km以下/5,000km以下/7,000km以下/10,000km以下/無制限」などの走行距離区分で保険料を変えています。週末しか乗らないジャガーオーナーの場合、申告区分を見直すだけで年5,000円〜2万円の節約に直結します。ソニー損保は1,000km刻みで細かく区分しているため、低走行のジャガーオーナーに向いています。
テクニック4: 運転者限定特約・年齢条件を正確に設定(効果:年5,000〜1.5万円)
「本人限定」「本人・配偶者限定」など運転者を絞り、年齢条件を「35歳以上」「30歳以上」と正確に設定するだけで、年5,000円〜1.5万円の節約。家族で2台目のジャガーを所有する場合、ファミリーバイク特約や複数所有割引(セカンドカー割引)も忘れず適用しましょう。
テクニック5: 新車割引・ASV割引・エコカー割引の重ね適用を必ず確認(効果:年1万〜3万円)
新車購入時(登録から3年以内)は新車割引9%、ASV該当車両はASV割引9%、I-PACEなどBEVはエコカー割引1,500〜3,000円。これらは見積もり時に自動適用されないケースがあるため、必ず明細を確認し「適用漏れがないか」を電話で問い合わせましょう。F-PACE・I-PACEで新車2年目の方が、適用漏れに気づいて遡及還付を受けた事例もあります。
ジャガーの等級制度・事故時の等級ダウンを正しく理解する
輸入車に限らずですが、自動車保険の等級制度はジャガーの保険料を10年で大きく左右します。等級ダウン事故と等級据え置き事故の違いを理解しておくと、修理費10万円台の小破時に「保険を使うべきか自費で済ますべきか」を冷静に判断できます。
| 等級 | 割引率(無事故) | F-PACE参考保険料 | XF参考保険料 |
|---|---|---|---|
| 6等級(新規) | -19% | 約240,000円 | 約260,000円 |
| 10等級 | -45% | 約198,000円 | 約215,000円 |
| 15等級 | -51% | 約178,000円 | 約192,000円 |
| 20等級(最高) | -63% | 約148,000円 | 約162,000円 |
6等級から20等級まで上がると、F-PACEの保険料は年9.2万円下がります。事故で3等級ダウンすると、その差を取り戻すのに3年かかります。修理費が等級ダウンによる将来3年分の保険料増加分を下回るなら、保険を使わず自費修理する方が経済的に有利です。
3等級ダウン事故と1等級ダウン事故の違い
3等級ダウン事故は対物・対人・車両保険を使うケースの大半で、翌年から3等級下がり「事故有係数」が3年間適用されます。一方、1等級ダウン事故は飛び石・盗難・落下物・落書きなど自分に過失がない場合で、翌年1等級ダウン・事故有係数1年適用。さらにノーカウント事故(人身傷害・搭乗者傷害・弁護士費用特約のみ使用)は等級ダウンなしです。ジャガーで多いリアバンパー小破(15万〜25万円)の場合、3等級ダウンの3年分保険料増加額が30万〜45万円になるなら、自費修理の方が安く済む計算になります。
関連記事・内部リンク
ジャガー以外の輸入車保険料相場や、輸入車保険を安くする方法を網羅した記事も合わせてご覧ください。
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- メルセデス・ベンツの保険料完全データ〜クラス別実例10年比較
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- ボルボの保険料相場と安全性割引〜City Safety標準装備実例
- 輸入車保険を安くする10の方法
ジャガー保険料 よくある質問(FAQ)
A. 統一条件で見積もりを取ると、F-PACE P250 R-Dynamic HSEはBMW X3 xDrive20dより年1.5万〜2.5万円高めになるケースが大半です。理由はアルミモノコックボディの修理費が高いこと、認定アルミ板金工場が独車より少ないこと、英国から部品取り寄せで納期長期化リスクがあること。ただし通販型と代理店型で年6万円ほど開くため、必ず一括見積もりで横並び比較してください。
A. はい、特に新車購入から3年間は「ASV割引9% + エコカー割引1,500〜3,000円 + 新車割引9%」の三重取り効果で、ガソリン車のXFや内燃機関F-PACEと比べて年2万〜4万円下がるケースが多く見られます。BMW iX・メルセデスEQE SUVと比較しても十分競争力のある保険料に収まります。
A. SBI損保・チューリッヒ・三井ダイレクト損保・ソニー損保・アクサダイレクトの通販型5社で加入可能です。ただしSVO公認以外のカスタム(マフラー・足回り・エアロ等のアフターパーツ)が含まれる場合、通販型では「ノーマル状態」での車両保険評価額となる場合があるため、追加の特約や代理店型を検討するのが安全です。三井住友海上・損保ジャパン・東京海上日動の代理店型はSVO公認パーツの保険適用に柔軟です。
A. 通販型ではSBI損保・チューリッヒが年式制限が緩く、20年落ちまで車両保険加入可能。三井ダイレクト損保は10年落ちまで、ソニー損保は7年落ちまでが目安。XJ50・XJR575といった限定モデルは正規ディーラー査定額をベースに車両評価額が設定されるため、購入時に必ず証明書類を保管しておきましょう。
A. F-PACE P250 R-Dynamic HSEの場合、車両保険一般条件で年14.8万円のところ、エコノミー(車対車+限定A)にすると年10.6万〜11.8万円と約3万円下がります。ただしエコノミーは単独事故(自損)・当て逃げ・盗難の一部が補償されないため、ジャガーの修理費単価を考えると一般条件のままがおすすめです。免責金額の引き上げで対応する方が現実的です。
A. JAGUAR APPROVED認定中古車は、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが品質保証する中古車プログラムで、車両評価額の根拠が明確なため車両保険加入時にも有利です。認定中古車保証(2年)とリンクした延長保証を保険会社の「車両交換特約」と組み合わせると、初期不良や予期せぬ故障にも対応できます。SBI損保・ソニー損保・三井ダイレクト損保で対応可能です。
A. レッカー距離無制限または500km以上に設定するのが安全です。チューリッヒ・アクサダイレクト・東京海上日動は輸入車向けに距離無制限のレッカー特約を用意しており、ジャガーAluminium Body Repair Centreが遠方の場合でも追加費用なしで搬送可能です。SBI損保・ソニー損保は距離上限15〜30万円の特約となるため、地方在住のジャガーオーナーには物足りないことがあります。
まとめ:ジャガーの保険料は「ブランド理解 + 一括見積もり」で必ず下がる
ジャガーは英国車らしいクラフトマンシップ・アルミモノコック・SVO高性能モデル・I-PACEのEV先進性など、独自のブランド価値を持つメーカーです。その分だけ保険料の算定軸も独車とは異なり、料率クラス・修理費単価・部品供給リスクが少しずつ高めに設定されます。ただし、本記事で紹介した5つのテクニック(一括見積もり比較・免責金額の調整・走行距離申告・運転者限定・割引重ね適用)を組み合わせれば、年3万〜8万円の節約は現実的に可能です。
特に新車のI-PACE、認定中古車のF-PACE・F-Type、保険更新時のXE・XF・XJオーナーは、一度通販型6社の見積もりを取り直してみるだけで、現在の代理店契約との差額に驚くケースが多々あります。F-Type R・F-PACE SVRなどSVOモデルは代理店型のメリットを享受しつつ、その他のグレードは通販型で割り切る、というハイブリッドな選択も検討する価値があります。
F-PACE・E-PACE・I-PACE・XE・XF・XJ・F-Typeいずれも、通販型6社の見積もりを並べると年3万〜6万円の差が見えます。所要時間5〜10分で複数社のレートを取得できる無料の一括見積もりを、ぜひ活用してみてください。
※本記事の保険料は2026年5月時点の取材結果に基づきます。実際の見積もりは年齢・等級・走行距離・地域・契約条件で変動します。最新の正確な金額は各保険会社の公式見積もりで必ずご確認ください。

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